【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 11巡目
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578: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/02/06(土) 23:46:08.69 ID:7J7svnMb0
結果 ロティヌス

ユウナ「……実は昨日、ちょっと砂国の勇者にボコボコにされちゃって。やー、あの人。ぼくの思ってた勇者と全然違ったから……ちょっとショック受けちゃって」

アイナ「っ!」

ユウナ「? どうかした? お姉ちゃん」

アイナ「……別に、何でもないわ。そう、ロティヌスに……」

あれ、お姉ちゃんもあいつのこと知ってるんだ……勇者ってくらいだしやっぱり有名人なのかな。

アイナ「…………ねぇ、ユウナ」

ユウナ「うん?」

アイナ「もし……そうね、例えば。例えばそのロティヌスに……今から勝てるとしたら、勝ちたい?」

ユウナ「え……?」

い、今からあの男に勝てる!? え、凄い!? どうやって!?

アイナ「方法は秘密だけど、その……わ、私が頑張れば貴方もロティヌスに勝てるようになるかもしれないわよ?」

ユウナ「えー!? お姉ちゃん凄いね!」

まさか暫く会わないうちにそんな方法をお姉ちゃんは身に着けていたとは! どんな方法何だろう?

ユウナ「……でも、うーん。ごめんお姉ちゃん! やっぱりあいつには自分の力で勝ちたいな!」

アイナ「…………!」

ユウナ「お姉ちゃんとぼくのコンビプレイであいつをボコボコにするのもいいけど……やっぱりさ! 特訓して特訓してあいつにはぼく一人で勝ちたい……それにあいつ、あとから二人同時は卑怯だぞ! とか文句言いそうだし!」

うんうんとても言いそう! 兜の下真っ赤にさせて怒ってそう!

アイナ「……そう」

ユウナ「あ、そうだ! じゃあさ久しぶりに一緒に剣の稽古しようよ! ぼくも魔法学校でうーんと強くなったんだよ! その成果を――」

アイナ「ご、ごめんなさいユウナ! 私、そろそろ行かないといけないから!」

ユウナ「え?」

アイナ「同じギルドに泊まってるならまた会えるわ! それじゃあ!」

……そう言い残して、お姉ちゃんは何かから逃げるようにギルドを飛び出ていった……。

う、うーん……どうしたんだろうお姉ちゃん。


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