【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 11巡目
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104: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/01/17(日) 00:29:58.62 ID:j/LrVINJ0
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ユウナ「それじゃあダンジョンだよダンジョン! ダーンージョーンー!」

ご飯を食べ終わり、僕たちは今日の予定を話し合う――といっても、目をキラキラと輝かせているユウナが全部言っちゃってるんだけど。

ドロシー「ダンジョン……わたくし初めてだから少し緊張しますね。大丈夫でしょうか……?」

ユウナ「大丈夫大丈夫! ここはダンジョンに行ったことがあるぼくが守ってあげるから! ダンジョンに関しては先輩だし?」

ふふーん、と自慢げに笑うユウナ。頼もしいような、不安なような。どっちとも言えないといった感じで、ドロシーさんは苦笑いをしていた。

ユウナが居れば安心……かなぁ?

ワイズ「でも今日行くのは何か初心者用のダンジョンってあるやつだし、そんな危険とかはないかな?」

ベルフェ「おいおい初心者用だぁ? そんな退屈そうなとこで本当に大丈夫かよ。勇者さまが居るんだし、もっとヤバそうなとこ行っても良いんじゃねーか?」

と、ここで欠伸をしているベルフェが口を挟む。

むむむっ。っとユウナは唇を噛んで悪魔を睨む。

ユウナ「……そんなヤバいとこ行きたいんだったら一人で行けばいいじゃん」

ベルフェ「おー、怖い怖い。そんな睨まないでくれよ勇者さまー。仲間を一人ぼっちにさせるだなんて可哀そうだと思わんかね?」

ユウナ「お前に対してそんなこと思うかばぁーか!!!」

ドロシー「ちょ、ちょっとユウナ! 落ち着いてください!」

ワイズ「ベルフェも止めてよ本当にそういうの……! 怖いから! マジで!」

ぐるるるるる……と、威嚇をするユウナに相対するように、ベルフェはシニカルに笑っている。

……最近、ベルフェがユウナを煽ることが多い気がする。そんなに気に入らないんだろうか……? とにかく、胃が痛い。


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