【艦これ】触ってねえよテキサスクローバーホールド極めるぞ -残穢-
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21: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2021/01/02(土) 23:32:29.77 ID:gtHYn8060
( T)「……」


すると、触れるまでもなく『それ』は、死体を焼いた時のような臭いを放ちながら徐々に溶けていく
身体はコールタールのような液体になり、液体は気化して天井に昇ってすり抜けていく。やがて、汚ねえ髪と服を残して、異形は消滅した


( T)「……」

叢雲「……死んだ?」

( T)「っぽいな……」

夕立「夕立のセリフ……」

( T)「ごめん。って今はそんな事どうでもええやないけ」


フゥと大きく息を吐きたかったが、気を抜いた瞬間また襲われる可能性がそうさせてくれない
金剛とアホとビビりはめちゃくちゃ安堵してた。人の気も知らないでおめえらよぉ


( T)「叢雲、怪我は?」

叢雲「指一本触れられてないわ。ありがとう時雨。恩に着るわ」

時雨「ま、まぁね?そこのノロマより優秀ってところ見せつけちゃったかな?」

青葉「えらいえらい」

時雨「提督、それ返して。アホ葉にそいつの後を追わせる」

( T)「……」

時雨「提督?おーい聴こえてる?耳に筋肉詰まったの?」


ここは存分に時雨を褒めてやる所だったが、異変がもう一つ残っていたのに今更気がついた
スクリーンでは、ペニーワイズが俺らに向かって手を振っている。『一体いつから』?


( T)「不知火、一時停止押したか?」

不知火「……いえ」


例えば、円盤の傷で映像に乱れが生じて、数秒間を繰り返し再生しているってのなら、溜飲も下がる
しかしスクリーンに映る映像は、九十年代特有の味のある画質でありながら、『滑らか』にその動作を行っている。まるで親しい人間に挨拶でもするかのように、自然に


青葉「司令官!!リモコン押しても電源落ちません!!」

( T)「だろうな……電源抜こうが消えねーだろうぜ。全員下がれ。壁を背にしろ」


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