8: ◆ivbWs9E0to[saga]
2021/01/01(金) 22:00:48.03 ID:b6iP03/u0
「うおっ、ムギか」
「なんですかその反応は」
「ヒナはちゃんとノックしてから入ったぞ」
「そうですか。お邪魔します」
特に気にする様子も無い足取りがこちらに近づいて、居間の扉が静かに開く。
綺麗に整った顔の上に大きな白い球が乗っかっていた。
「木下さん。お疲れ様です」
「紬さんもお疲れ様だべさ。ミカン食べるかい?」
「頂きます」
「くつろぐまでのラグが短いなぁオイ」
愚痴を言いながらペットボトルのお茶とコップを持ってくるジュリアさん。
一気に持ってくるのは難しかったのか、コップを一つだけテーブルの上に置くとジュリアさんはまたパタパタと台所に戻っていった。
16Res/8.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20