67: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/03(日) 21:31:51.87 ID:o7eo/Wkb0
ザッ!
徐倫「……」
看守「バスに乗れ、FE40536!これより橋を渡り、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所管理ジェイル外へ護送する!いいかァ――『仮釈放』とはいえ、外へ出るまで妙なマネはしない事だッ!我々には貴様を射殺する権利がある!」
68: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/03(日) 21:33:38.23 ID:o7eo/Wkb0
ドサッ
徐倫「……フーッ……」
男「……一先ずは、仮釈放おめでとう。と、言っておきましょうか。ミス・徐倫」
69: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/03(日) 21:37:33.53 ID:o7eo/Wkb0
徐倫「そこに書かれている住所に、一人の『少年』が住んでいる。……『目的地』へ行く前に、彼に会わせて欲しい」
男「!……この住所は、確か――……」
徐倫「ええ。スピードワゴン財団なら当然知ってるわよね……彼は今、財団からの支援を受けて、一人で暮らしているんだから」
70: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/03(日) 21:40:13.41 ID:o7eo/Wkb0
徐倫「彼の持っている物が……必要になるかもしれない」
男「?……」
ブロロロロロロロロ……
71: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/03(日) 21:42:03.17 ID:o7eo/Wkb0
…………
メイ「学校は楽しいわね、静!」
静「ええ……楽しいわ」
72: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/03(日) 21:44:05.09 ID:o7eo/Wkb0
メイ「ねえ、静。見た?この学校、とっても広いお庭があるの。今度そこを二人で歩いてみましょう?」
静「ええ……ウン。そうね……メイ」
メイ「楽しみね。フフフ……お弁当持って、ピクニックなんかしたりして!」
73: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/03(日) 21:46:56.74 ID:o7eo/Wkb0
静「……」
メイ「?……どうかした?静?」
静「え?う、ううん。なんでも……」
74: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/03(日) 21:48:33.81 ID:o7eo/Wkb0
静(……あたしには、『友達』がいる。メイっていう……素晴らしい、友達が)
静(もっともっと小さな頃からの幼馴染で、いつも一緒にいて……仲がいい)
静(彼女がいなかったら……あたし、学校でも一人っきりで、悲しい毎日を送ってた……)
75: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/03(日) 21:50:05.23 ID:o7eo/Wkb0
静(何か……大切な事、忘れてるような……)
カサッ……
静「……?」
76: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/03(日) 21:52:04.60 ID:o7eo/Wkb0
静の足元に、紙が落ちていた。
しわくちゃで、破れそうな、みすぼらしい紙が。
その紙には、ただ一言……
77: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/03(日) 21:53:17.57 ID:o7eo/Wkb0
『あたま』
……という文字が、書かれていた。
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