296: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/10(日) 21:08:32.61 ID:664efG6d0
静「あたしの頭の中に……まるでイカスミパスタのソースが、水の入ったコップの中に飛んだみたいな……ボンヤリした色で……」
ジョセフ「……『姿』が見えるの。そいつは……口が悪くていつもあたしをバカにして、まったくもって優しくなくて、エラソーで……」
ジョセフ「……」
297: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/10(日) 21:09:04.11 ID:664efG6d0
静「……いざって時には、守ってくれて……じ、実は……結構やさしくて……さ、さみしがりやで……」
ポロポロ……ポロ……
静「あたし……あたし、なんも出来ない、子供なのに……あたしの力を、信頼してくれる……」
298: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/10(日) 21:09:50.21 ID:664efG6d0
静「なんで……忘れてたんだろう」
ポロポロ……
ジョセフ「…………大切な人、なんじゃのう」
299: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/10(日) 21:10:37.55 ID:664efG6d0
静「戦うから……戦って、言いに行かないと。一言……たった『一言』だけ……」
ポロポロ……
ジョセフ「……そうか。……なら――……」
300: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/10(日) 21:11:14.94 ID:664efG6d0
ジョセフ「――いつまでもメソメソ泣いてんじゃあねーぜっ!おれの娘がよ――ッ!!」
バ ン
静「――!?」
301: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/10(日) 21:11:44.54 ID:664efG6d0
……そこには、年老いたジョセフ・ジョースターの姿は無かった。
筋骨隆々で、若々しく、生命のエネルギーに溢れる……。
全盛期、18歳のジョセフ・ジョースターがそこにいた。
302: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/10(日) 21:12:20.34 ID:664efG6d0
静「……え?」
ザッ
303: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/10(日) 21:12:56.93 ID:664efG6d0
……『魂の全盛期』は『エネルギー』となる。
そう。これは『夢』……。
『ワンダフル・ワールド』という『夢の世界』……。
304: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/10(日) 21:13:26.65 ID:664efG6d0
静から漏れ出した『全盛期のエネルギー』は……。
この世界に漂う『全盛期の魂』を呼び集めた。
305: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/10(日) 21:14:02.38 ID:664efG6d0
『空条承太郎』!
『東方仗助』!
『ジョルノ・ジョバァーナ』!
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