ワイルド・ハニーは砕かない
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202: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:35:36.73 ID:/2fOk0s80
静「『あたし』なの。あたしの……『心』……あたしの弱さが生んだ、『心の闇』なの……」

グシャ……

メイ「?……!!……し、静……その、ポケットに入っている……チラリと覗く、その……『紙』は?」
以下略 AAS



203: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:36:39.67 ID:/2fOk0s80
静「……これ……なんだろう。わからない。拾ったんだけど、なぜか……捨てられなくて」

メイ「……これは……この『紙』はッ!!」


以下略 AAS



204: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:37:40.09 ID:/2fOk0s80
…………



メイ「……『双葉双馬』……」
以下略 AAS



205: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:39:23.54 ID:/2fOk0s80
杜王町の、闇の中。
有栖川メイは、数多の紙と対峙した。

地面をふきすさぶ、ボロボロの紙切れに……。


206: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:40:49.90 ID:/2fOk0s80
メイ「『執念』とでも言うの?……貴方の『執念』が……私の天国を壊そうとしているの?……ちっぽけな!!」

ゥ ゥ ゥ……

メイ「……いえ、『ちっぽけ』ではないわ。貴方の能力は恐ろしい。文字通り、人を超えた私の世界に、死んだ貴方が……いえ、死んだからこそ、貴方が介入するなんて……」
以下略 AAS



207: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:42:27.14 ID:/2fOk0s80
メイ「……けれど、もう……おしまいよ。貴方は」

ペラ……ペラ……

メイ「スタンドパワーなんて、ノミの足先の毛ほどにしか感じない。たとえ貴方が何か出来たとしても……彼女に送れるのは、たったの『一文字』程度のはずよ」
以下略 AAS



208: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:44:26.08 ID:/2fOk0s80
メイ「……貴方は、偉大だったわ。私は……正直、貴方が怖い」

……ペラ……

メイ「……けれど……わかったわ。私にも。……自分より誰かを優先する、その心。……すなわち、『愛』」
以下略 AAS



209: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:45:27.46 ID:/2fOk0s80
バササッ

メイ「…………」

メイの足元に、風に吹かれ、数枚の紙が飛んだ。
以下略 AAS



210: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:46:38.97 ID:/2fOk0s80
『ほ』
『んし』
『ん』
『か』
『?』
以下略 AAS



211: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:48:03.11 ID:/2fOk0s80
メイ「その太陽が沈み、月が出て、その月が沈み……また太陽が出た時。……見せてあげるわ。双葉双馬。私の……思い描いた幸せな世界を」

……

メイ「もう、私も、静も、世界中の誰も!……傷つかない世界を……本当の天国にいる、貴方に」
以下略 AAS



212: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:49:21.96 ID:/2fOk0s80
メイ「『素晴らしきこの世界』は、近い……!!」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

…………


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