ワイルド・ハニーは砕かない
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2: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/01(金) 21:02:52.57 ID:Hm8jbwhD0
アハハ……ハハ……

静「待って……待ってよ、メイ。走るの、速いわ」

メイ「ふふ、ごめんなさい。それにしても、凄いわね。ジョースター邸のすぐ近くに、こんな大きな森があるなんて……」
以下略 AAS



3: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/01(金) 21:04:22.18 ID:Hm8jbwhD0
静「ええ。おじいちゃんがね、家は都会のゴミゴミした所じゃあなくって、こういう田舎で広い所がいいって言ってねェ――……あたしは都会の方が好きだったりするけど。まあおじいちゃんが好きな所だったら、どこでもいいのだけどね」

メイ「綺麗な所だわ……素晴らしい所よ、静」

サァァアア……


4: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/01(金) 21:07:07.44 ID:Hm8jbwhD0
メイ「遊びましょう、静。妖精さんを探したり、虹色に輝く蝶を追いかけるの」

静「素敵ね、メイ……それは、とっても素敵だわ……」

サァ……ア……
以下略 AAS



5: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/01(金) 21:08:32.13 ID:Hm8jbwhD0
…………




以下略 AAS



6: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/01(金) 21:09:48.30 ID:Hm8jbwhD0
…………

杜王町――……

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
以下略 AAS



7: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/01(金) 21:12:06.12 ID:Hm8jbwhD0
暗闇の中、有栖川メイは、外れた調子で子守唄を口ずさむ。
町の人々は……杜王町の全ては、眠ったままだ。

人も、町も、犬も猫も、虫さえも、深い深い眠りへと落ちている。
しいん、という音が聞こえるほど、静かな世界で。
以下略 AAS



8: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/01(金) 21:12:59.23 ID:Hm8jbwhD0
空条承太郎や、東方仗助、
そして、静・ジョースター達が、死んだように眠る中心で。

有栖川メイは、チェスタの亡骸を抱いたまま、子守唄のメロディを口ずさむ。

以下略 AAS



9: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/01(金) 21:13:28.27 ID:Hm8jbwhD0
「……神は、七日間で『世界』を創った……」

「ならば私は、七日間で世界を創り変えよう」

「皆が手を取り合える世界へ……『素晴らしきこの世界』へと創り変える」
以下略 AAS



10: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/01(金) 21:14:23.06 ID:Hm8jbwhD0
ペラリ、という音がした。
紙が、風で動く音であった。

よく見ると、周囲には大量の紙が落ちている。
……その紙は……まるで、静を守るかのように、静の身体を覆っていた。
以下略 AAS



11: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/01(金) 21:15:14.48 ID:Hm8jbwhD0
「……双葉双馬。貴方は……自分の命より、『友達』の命が大切だったの?」

「……自分を守るより、他人を守るほうが大切だったの?」


12: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/01(金) 21:16:07.09 ID:Hm8jbwhD0
「…………私にも、わかるかしら。世界が少し、変わったなら……私にもその気持ちがわかるのかしら」

「……」


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