ワイルド・ハニーは砕かない
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199: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:31:13.20 ID:/2fOk0s80
メイ「……いいじゃあないの。『おしとやか』で……貴女はもう、戦わなくて良いんだから……」

静「……」

メイ「私が……私が、守るわ。静……わかったの。私は……貴女なしではいられない」
以下略 AAS



200: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:32:22.89 ID:/2fOk0s80
メイ「なんでだろう……そう思うの。世界中のみんなも好きだけど、それでも貴女は……私と同じにおいがする」

静「……」

メイ「……大切なの。貴女が」
以下略 AAS



201: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:34:11.78 ID:/2fOk0s80
静「今の言葉……本心だって、わかるわ。こんなあたしにも、ね……」

メイ「……」

静「きっと、この海は……あたしなのよ」
以下略 AAS



202: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:35:36.73 ID:/2fOk0s80
静「『あたし』なの。あたしの……『心』……あたしの弱さが生んだ、『心の闇』なの……」

グシャ……

メイ「?……!!……し、静……その、ポケットに入っている……チラリと覗く、その……『紙』は?」
以下略 AAS



203: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:36:39.67 ID:/2fOk0s80
静「……これ……なんだろう。わからない。拾ったんだけど、なぜか……捨てられなくて」

メイ「……これは……この『紙』はッ!!」


以下略 AAS



204: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:37:40.09 ID:/2fOk0s80
…………



メイ「……『双葉双馬』……」
以下略 AAS



205: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:39:23.54 ID:/2fOk0s80
杜王町の、闇の中。
有栖川メイは、数多の紙と対峙した。

地面をふきすさぶ、ボロボロの紙切れに……。


206: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:40:49.90 ID:/2fOk0s80
メイ「『執念』とでも言うの?……貴方の『執念』が……私の天国を壊そうとしているの?……ちっぽけな!!」

ゥ ゥ ゥ……

メイ「……いえ、『ちっぽけ』ではないわ。貴方の能力は恐ろしい。文字通り、人を超えた私の世界に、死んだ貴方が……いえ、死んだからこそ、貴方が介入するなんて……」
以下略 AAS



207: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:42:27.14 ID:/2fOk0s80
メイ「……けれど、もう……おしまいよ。貴方は」

ペラ……ペラ……

メイ「スタンドパワーなんて、ノミの足先の毛ほどにしか感じない。たとえ貴方が何か出来たとしても……彼女に送れるのは、たったの『一文字』程度のはずよ」
以下略 AAS



208: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:44:26.08 ID:/2fOk0s80
メイ「……貴方は、偉大だったわ。私は……正直、貴方が怖い」

……ペラ……

メイ「……けれど……わかったわ。私にも。……自分より誰かを優先する、その心。……すなわち、『愛』」
以下略 AAS



209: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2021/01/08(金) 21:45:27.46 ID:/2fOk0s80
バササッ

メイ「…………」

メイの足元に、風に吹かれ、数枚の紙が飛んだ。
以下略 AAS



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