歩夢「ポケットモンスター」
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67: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 21:49:45.97 ID:5dG4fBjuO
ことり「梨子ちゃんは、会長さんから頼まれ事?」

梨子「まあ……そんなところね。何となく察してくれると助かるわ」

一応、人探しは“秘密の任務”なのだ。
私がここに来ていることも伏せてもらうよう、お願いはしておく。

ことり「そっか。じゃあ長話するのも悪いし、私はジムの方を見て来るね」

梨子「ええ。そっちは任せたわ」

ジムへ向かうことりを見送り、私は再度2番道路の方へと視線を向ける。

それにしても。小原会長が探させているトレーナー、一体何があるのだろう。
フェスティバル受付時のプロフィールに改めて目を通すが、どこかの財閥の御曹司だとかそういった何かがあるわけでもない。

梨子(伝言が何なのかも、私には教えてもらってないし……)

トレーナーに接触したら、そこからタブレット越しに会長がメッセージを伝えるのだそう。
そんなわけで。任務の詳細が不明瞭な以上、私には会長が何をしようとしているのかサッパリ分からない。

正直なところ。こんなことをしている場合じゃないとすら、私は思っている。
フェスティバルが開催される少し前から、カンパニー内でどこか妙な空気が漂っているというのに。
そして何より……いや、これは報道管制まで敷いた極秘事項だ。まだ口外出来ない。

梨子(今年のフェスティバル、何も起きないといいんだけど……)



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