歩夢「ポケットモンスター」
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54: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:51:18.53 ID:yjJ7DZoqO
【キラナホール・エントランス】

歩夢「す……凄かった……」

愛「愛さん、まだ震えが止まらないよ……」

せつ菜「観ている人たちの期待の籠った視線……いよいよですね」

愛「ところで歩夢、どうだった? 小原会長」

歩夢「うん。なんだか……すっごくハジけてる人だったね」

せつ菜「前CEOである彼女の母の後を継いで以降、持ち前のテンションの高さで毎年フェスティバルを盛り上げているそうです。
    ジムアリーナにこれだけの熱気があるのは、彼女のお陰と言っても差し支えないでしょう」

その熱気にあてられた幾人かのチャレンジャーは、既にここを飛び出している。
ジムバッジを手に入れるため、リローシティへ我先にと向かったのだろう。

歩夢「そういえば……ダイバオのジムって、9つなんだね」

ルール説明の時から気になっていたことを、口にする。
ハバラキ地方のジムは8つだったし……カントー、ジョウト、ホウエン等々。
私が知る限り、ポケモンリーグが存在する地方のほとんどは『ジムの数=8』だった筈だ。

愛「ああ、たまに聞くね。なんで1つ多いんだっけ?」

せつ菜「確か、ダイバオの昔からの伝統が関係していたと聞きますが……」

どうやら2人は、それ以上詳しいことは分からないと言った様子。
伝統って言うくらいだし、それがダイバオにおける常識なんだ。多分。



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