歩夢「ポケットモンスター」
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49: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:46:12.07 ID:yjJ7DZoqO
「……」

愛ちゃんの傍で尻もちをついていたのは、ピンクの髪をした女の子。
かなりの小柄で、私たちの誰よりも背が低い。
そして、彼女の周りを浮翌遊し、心配そうに覗き込むポケモン。
青い金属のボディと1つ目……ダンバルだ。

愛「ごめん! 大丈夫?」

ピンク髪の少女「……大丈夫」

彼女はよろよろと立ち上がり、ロビーの奥へと歩いて行く。

せつ菜「あの、怪我とかは……」

ピンク髪の少女「……」ジー……

せつ菜「私……顔に何かついてます?」

ピンク髪の少女「……ううん、ついてない。少し痛かっただけ」

歩夢「だ、だったら──」

ピンク髪の少女「開会式……行くんでしょ? 私のことは、心配しないで」

ピンク髪の少女「行くよ、ダンバル」
「ダバッ」

抑揚のない声でそう言うと、彼女はダンバルと一緒にエレベーターに乗り込んでしまった。



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