歩夢「ポケットモンスター」
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105: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/02/09(火) 22:23:56.63 ID:5dG4fBjuO
鞠莉『ジム戦、見させてもらったわ。ダイマックスも使ってくれたようで何より』

歩夢「あ、ありがとうございます……」

鞠莉『バトルが盛り上がれば盛り上がるほど、ダイマックスに必要なエネルギーが集まる。
   ダイバオ地方のダイマックスは、ざっくり言えばそんな感じになってるわ』

曰く、元々ダイマックス現象が確認されていたガラル地方のそれとは、勝手が少し違うのだとか。

鞠莉『──と、これ以上専門的でdeepな話はおしまいにして。本題に入りましょう。
   上原歩夢。あなたに、折り入って頼みがあるの』

歩夢「頼み……ですか」

その“頼み”のために、梨子さんを動かして私に接触して来たのだろう。

鞠莉『実は今、オハラカンパニーは2つの派閥に分かれていてね。
   端的に言えば私・小原鞠莉の派閥と、前CEO・私のママ……じゃなかった、母の派閥』

鞠莉『母が擁する派閥は、今年のジムアリーナフェスティバルを台無しにしようとしている。
   あなたにはそれを、止める手伝いをして欲しいの』

歩夢「……えっ?」

鞠莉『あら。梨子はあなたのことを理解が早いって言ってくれたけど……』

いやいや。鞠莉さんの言っていることの中身は、途中までなら分かる。
彼女の母親が前CEOであることは、せつ菜ちゃんが話してくれた。
派閥争い(?)が起きていて、ジムアリーナフェスティバルが台無しになろうとしている。
そこまでは、分かっている。でも。




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