竈門炭治郎「義勇さんは、泣かないんですね」富岡義勇「俺は水柱だからな」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 20:25:45.01 ID:oGbsfrUpO
「ついてこい、炭治郎」

もうあとには引けない。ひとまず店を出た。

「義勇さん、どこまで行くんですか?」
「山の中でなくては本気を出せない」
「やっぱり山の中が一番ですよね!」
「ああ」

何が、ああ、なのか。自分でも意味不明だ。

「この辺りで済ませよう」

しばらく登山をして、町並みを見下ろせる景色のよいところに陣取った。解放感がある。
炭治郎は俺の隣に並んで、ニコニコ笑った。

「義勇さんと連れション出来るなんて光栄です。煉獄さんともしたかったなぁ」

炭治郎。お前は本当に良い後輩だ。
思えば俺も炎柱と連れ立って小便をした覚えはなかった。一度はやってみるべきだった。
あとからそのように後悔するならばやはりこの機会に炭治郎と済ませておこうと思えた。

「炭治郎。今一度水の呼吸の心得を伝える」
「はい!」
「水は特定の形を持たず、常に変化し続けて、時に受け流し、時に押し流す」

腰の刀を抜く動作すら、悟られることなく。

「終わった」
「え?」

排尿を終えた証拠に濡れた土を見せてやる。


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