【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 10巡目
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714: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/01/02(土) 20:50:03.70 ID:m4UxVpsp0
ユウナ「……」
ワイズの笑い声がまだ耳に残っている。
笑い、ぼくの手から逃げようと暴れまわるが逃げることなんてできず、お仕置きと称して強制的に擽られる。
男であるワイズが、女のぼくに擽られて。身体を捩らせ、びくつかせ、がくがくと震えている。その光景が、いまだに脳裏にこびり付いている。
ユウナ「……ふふっ」
何故だろう。自然と笑みが零れてしまう。
ワイズが、良いようにもみくちゃにされて、なすすべなくおもちゃにされて居る姿。普通、ぼくはそれを救わないといけないのかもしれない――なのに、なのに、どうしてこうもゾクゾクするんだろう。
ユウナ「可愛いなぁ、本当に……あんなに声出しちゃって……」
可愛い。そう、可愛いんだワイズは。
叫び泣き散らしてる姿がとても愛らしい。止めてと懇願する姿に、とてもキュンキュンする。
そう思いながら、ぼくは気絶しているワイズの頭を撫でる。
――ワイズになら、ちょっとくらい。こうしても良いよね? ぼくの彼氏だし。
……うん、うんうん。
ユウナ「でもこれってワイズにご褒美を上げてるだけなんじゃ……?」
今ふと思ったけど、もしかしてさっきまでやっていたお仕置きの擽りはワイズにとってご褒美だったんじゃないか? ワイズって、そういうところあるし。
……セクハラはもうして欲しくないしなぁ本当に。それに……他の女の人をそういう目で見られると、何か浮気をされてる感じがする。
…………。
ユウナ「ま、いっか」
シャワー浴びてパジャマに着替えて、ワイズを抱き枕にして眠ろう。そう思って僕は、ワイズの頬っぺたにキスをしてから、シャワー室に向かった。
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