【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 10巡目
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394: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/12/27(日) 00:18:40.04 ID:tHSQZ/mA0
ベルフェ「――と、言うわけで船に乗るぞ」
ワイズ「うぇ……ふ、船乗るの?」
ドロシー「まあ砂国に魔国から行くとなったら、当然船に乗りますわよね……逆に歩いて行けると思ったんですか? ワイズさんは」
ワイズ「……お、思ってました」
……静かにため息を吐かれてしまった。
ドロシー「あのですね。大体の国は陸続きになっていますが、その国境付近はとても大きな山岳になっているんですよ。山が国境の代わりになっていると言っても過言ではありませんね」
ユウナ「ふーんふっふっふーんー」
ベルフェ、僕、ドロシーさんと横並びになっているその前方で。ユウナは一人スキップを踏みながら鼻歌を歌っている。
ワイズ「へー……」
ドロシー「だから普通は船に乗って国と国を行き来するんですよ……まあお金を節約したいというのなら登山も良いと思いますけど……そんな道具、わたくしたちは持ってませんから。大変ですよ?」
ベルフェ「んー、ナイス説明! 私も説明が省けてとても助かる助かる」
ドロシー「そ、それはどうも……ありがとうございます」
ユウナ「ふーんふんふんふー……んふー、ふーふーふー……」
ドロシー「それで? ねえユウナ、貴女話聞いてた?」
ユウナ「ふぇえっ!? も、もちろん聞いてたよ! ぼ、ボクの勇者魂をかけるね!」
ドロシー「……あ、頭が痛い」
ユウナ「えぇ!? 茸のせいかな!?」
ドロシー「貴方のせいですよぉ!」
……ドロシーさんの頭がなんかパンクしそうだ!
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