【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 10巡目
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283: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/12/24(木) 01:10:50.98 ID:VY0CRhWo0
コンマ7 ギュッ

――――

――



無事にご飯を食べ終え、そろそろ寝ようとなったとき。事件は起こった。

まあ事件というほど大げさなものではない、というか。これも魔国に入る前にやったイベントだったからだ。

……そのイベントの時、ユウナとドロシーさんはいなかったけれど。

ユウナ「待て、待て……ねぇ待って、ちょっと待って!」

ベルフェ「……んだよ、私今から寝るんだけど」

ユウナ「…………どうしてワイズを抱いて寝てるの?」

ベルフェ「だってこいつ抱き枕だし」

ユウナ「抱き枕……っ!?」

ワイズ「僕は抱き枕じゃなぁい!」

有無を言わさず僕のことを抱き枕にした悪魔に対して、勇者が吠えた。

ドロシー「おえっ……」

因みに、魔法使いは興味なさそうにぼんやりこっちを見ているだけだった。というか、ご飯のせいで体調悪そうだった。

ユウナ「……ん、んんっ! その、ワイズに対してそういうのは……どうかと思うなボク!」

ベルフェ「別にいいだろ? お前ら喧嘩してるんだし、じゃあお前の彼氏を私がどうこうしても良いだろ?」

ユウナ「なっ……!?」

ベルフェ「なー、しょうねーん? あんな約束があーだこーだでぷんすか怒るような精神暴力系彼女嫌だもんなー? 今日はお姉さんの抱き枕として使われようなー?」

ワイズ「い、いや別に――むぎゅっ!?」

嫌じゃないと答えようとした瞬間、くるりと体勢を変えさせられて――む、胸が顔に押し付けられて――!?

ユウナ「!!!!!」

ベルフェ「ほーら幸せだなー? お姉さんの匂いで肺をいーっぱいみたいして、あんな彼女忘れちゃおうなー? なんなら、あいつが寝た後であいつよりも忘れられない――」

ユウナ「わ、わー! わー! わーわーわーわー!」

ベルフェ「んー? まだあいつお前に対して怒ってるなー? よしよし、怖かったなー? 頭なでなでしたげよう」

ま、待って……これ以上は不味い、本当に……っ!

ユウナ「…………っ!」

次、何て言った?

1 ユウナ「か――勝手にしろぉ!」
2 ユウナ「わ、ワイズは――そ、っちのほうが良い……?」
3 ユウナ「自由安価」

下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転


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