【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 10巡目
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206: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/12/22(火) 23:38:41.90 ID:vnq8yAvK0
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ワイズ「ひ、ひぃ……ひゃあ……!」
校舎に入り、廊下を走り走り階段を上り上り。
僕とドロシーさん両方を引っ張っているというのにユウナの走る速さは衰えることを知らなかった。
逆にどんどん加速していく勢いだった。
ユウナ「もうちょっとだから頑張って二人とも!」
ドロシー「だ、だから話を――おえっ」
引っ張られて半強制的に走らされている僕とドロシーさん、両方何かもう死にそうだった。
けど――もしあの場にずっと居たら僕はもう――。
ユウナ「――着いた!」
気が付くと僕たちはもう校長室の前まで辿り着いていたみたいだった。
ドロシー「えほっ、ごほっ……! ゆ、ユウナ! 一体何を――」
ユウナ「ちょっとごめん今説明できない! 鍵は用意できなかったってあいつは言ってたから――無理やりこじ開けるしかない!」
そういうと、ユウナは腰に差していた鉄製の剣を抜くと――そのまま思いっきり校長室の扉に振り下ろした!
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