4: ◆ivbWs9E0to[saga]
2020/12/09(水) 19:53:53.06 ID:vvxbrAJj0
プロデューサーさんの首がギギギ……と鈍い音を立てながらこちらを振り返ります。そのまま喉の奥から「シラナイナァ……」と空冷ファンが回るような微かな声が漏れてそのまま給湯室へとギギギ……とスライドして行こうとしていました。
「プロデューサーくん、逃がさないわよ! 私のセクシーな彼シャツ姿で、プロデューサーくんをたじたじにさせちゃうんだから!」
あぁ……。プロデューサーさんと歌織さんを除く三人が予想していた通りの台詞を莉緒さんが唱えました。思えばプロデューサーさんはいつも何かに巻き込まれているような気がします。断れば良いのでしょうが、断ったら断ったで莉緒さんは無理矢理巻き込んでくるのであまり意味がありません。あ、これ断れば良いわけじゃないですね。
セクシーと聞いてこのみさんは乗り気になっているようでした。風花さんがそんなこのみさんの様子を若干呆れ気味に眺めています。それでもこの場からは離れようとしない風花さん。優しいですね。
歌織さんはと言えば、着たことの無い男物のシャツに興味深々のようでした。そういえば歌織さん、オペラセリアの衣装を渡された時も人一倍はしゃいでたなぁ。はしゃぎすぎて当初の予定ではクールなだけだったオスカーの脚本がちょっと変わったもんなぁ。
16Res/11.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20