74:名無しNIPPER
2020/12/07(月) 00:15:14.34 ID:xdMgd4LA0
施設の警備は驚くほどに厳重な物だった
脱出を目指すあなたと盗賊の前には様々な障害、困難、試練が立ちはだかった
そのたびにあなたと盗賊は力を合わせ、知恵と勇気を振り絞り、何とかそれを乗り越えて行った
75: ◆cA33JjfKio
2020/12/07(月) 00:16:15.09 ID:xdMgd4LA0
盗賊「おい、出口だ! 気付かれる前に走って突っ切るぞ!」
あなたは走った。ここまで何も触らず、とにかく目立たず、息を潜め、求めてきた出口に辿り着くことが出来たのだ
76: ◆cA33JjfKio[saga]
2020/12/07(月) 00:17:43.00 ID:xdMgd4LA0
翌日
騎士「ふむ……事情は把握した。前々から怪しいとは思っていたが、まさかあそこでそんなことが行われていたとは」
騎士「情報提供、感謝する。近いうちに国から監査官と兵士達が派遣されるだろう」
77: ◆cA33JjfKio[saga]
2020/12/07(月) 00:18:22.41 ID:xdMgd4LA0
数ヶ月後…
あなたは街のパン屋で住み込みで働いていた
結局、病院の治療ではあなたの記憶を取り戻すのはかなわなかったのだ
78: ◆cA33JjfKio[saga]
2020/12/07(月) 00:19:14.67 ID:xdMgd4LA0
盗賊はどこかへ行ってしまった
まあ彼ならばそこらで適当に元気にやっていることだろうとあなたは特に心配はしていなかった
79: ◆cA33JjfKio[saga]
2020/12/07(月) 00:20:28.22 ID:xdMgd4LA0
あなたは時々、かつてあなたが囚われていた施設の方向をぼうっと眺めることがある
何かやり残したことがあったような、気になる事があるような、行かなきゃいけないような
何か、言い表し難い感覚だった
80: ◆cA33JjfKio[saga]
2020/12/07(月) 00:21:47.93 ID:xdMgd4LA0
ある日の夜のこと
あなたは夕食を終え、明日の仕事に備えて眠りについていた
パン屋の朝は早い。まだ見習いだが、朝に遅れることだけは避けなければとあなたは早寝を心がけていたのだ
81: ◆cA33JjfKio[saga]
2020/12/07(月) 00:22:40.92 ID:xdMgd4LA0
どうにか瓦礫を押し退けて、あなたは外の空気を目一杯吸い込んだ
夜のひんやりとした空気が、汗と埃にまみれたあなたの肌を冷まして行く
82: ◆cA33JjfKio[saga]
2020/12/07(月) 00:23:53.67 ID:xdMgd4LA0
そこには大きな口があった
あなたを喰らわんとする大きな口と牙が、涎を垂らし、唸り声を上げながらあなたを捉えていたのだった
あなたの視界が真っ暗になる
83:名無しNIPPER[saga]
2020/12/07(月) 00:29:07.72 ID:xdMgd4LA0
※残念ながら、あなたの冒険はここで終わってしまった!
※もしかしたら何かの選択を間違えてしまったのかも知れないし、正しい選択をしたのに死んでしまったのかも知れない
84:名無しNIPPER[sage]
2020/12/07(月) 03:24:54.84 ID:sUD87unwo
なんかヤバい実験してて、解決しないとゲームオーバーなのか
戻るなら>>60で待ち伏せして看守倒す
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