18: ◆r5XXOuQGNQ[sage saga]
2020/12/03(木) 10:16:34.12 ID:oPJxEUlo0
ほたる(夕暮れの広場。僕と晴ちゃんはすこし離れたところでパスを出し合います)
晴「なあ、ほたるって……本当に男なのか?」バシ
ほたる(晴ちゃんがパスを出しながら)
ほたる「うん、男だよ」バシ
ほたる(ボールを受け取った僕はきちんと本当のことを言ってパスを返します)
晴「そうか……」
晴「なんで女装してるんだ?」バシ
ほたる「前の事務所が倒産して路頭に迷っていたときに、プロデューサーさんにスカウトされたんです……女装アイドルとして」バス
晴「あいつが元凶かよ……断ろうとは思わなかったのか?」バシ
ほたる「それは……はい。アイドルになるという夢を諦めきれなかったから」バシ
晴「……」
ほたる「そんな自分勝手な理由で女装して、結局バレて迷惑かけて……」
晴「ほたるはどうしてそこまでしてアイドルになりたいんだ?」
ほたる「それは……不幸な僕でも笑顔を届けられるからです」
晴「笑顔?」
ほたる「はい。たくさんの人を笑顔にするのが僕の夢なんです。でも晴ちゃんを笑顔にするどころか怒らせて……本当にダメですよね」
晴「……ダメじゃねえよ」
ほたる「え?」
晴「一緒に仕事してわかったけど、ほたるって誰よりもアイドルに真剣で、この前だって梨沙にダンスのアドバイスしてただろ。女装なんて無茶なことしてまでやりたいことを頑張ってるのは……すげーと思う」
ほたる「晴ちゃん……ありがとう」
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