白雪千夜「アリババと四十人の盗賊?」
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226:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/02(水) 02:43:58.95 ID:tRJaplXx0
 そこへ頼子がやって来た。手には千夜が着る紅と金のショール。笑んでそのまま、着せてくれた。
「本番には間に合いましたね」
 腕を通しながら、頷く。時間を掛けただけはあるというところか、仕上がりがいい。志希が見て、言う。
「んん? にゃはは、イイカンジ」
「それは、似合うということですか?」
「ふふ、お似合いですよ」
「それとも――」
「はいみんな、集合〜」

 演出家の声が掛かり、一同円になる。
 所狭しと歪な形に、もう見知った顔がずらりと並ぶ。こうして眺めていると、本当に人というのは様々だ。アイドルや役者であれば尚更か。
「さあ、頑張っていきましょうね!」
 隣で都が言った。半月の金貨は首からぶら下がっている。
「大まかなことは、まあさっきのリハで言っちゃったよね。じゃあ今日からの本番、頑張ってこうぜ。あ、これも二回目か。
 で…… じゃあ組んで、何か一声掛けてもらおっか。主役の安斎さん!」
「はい!」


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