白雪千夜「アリババと四十人の盗賊?」
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114:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/02(水) 01:24:49.16 ID:tRJaplXx0
 彼女は、これもゆっくり、立ち上がった。
「こんな風に誰かと喋ったってさ、儚いものだと思わない?」
 聞きたいのか、聞かせたいのか。祈っているのか、呪っているのか。判断に迷う声を、志希は零した。
「かつて嵐だった虹のようで、十二時に解ける魔法のよう。……イマなんてものは、手に入れようと思った瞬間からアタマにしかないんだ。
 Can I get an Amen(キミもそう思うよね)?」
 

――Chapter5 “Stray Heart / Jesus Of Suburbia[V. Tales Of Another Broken Home]”



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