56: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/11/29(日) 22:56:36.17 ID:r/r3W2ps0
遥「そういった新しい学校の子がライバルになって…スクールアイドルはそうやって切磋琢磨するんだなって思うと」
遥「なんだか、少しうれしくなりますよね」
かすみ「…そうだね。かすみんも、そう思う」
遥「かすみちゃん、疲れてるの?」
かすみ「少しね」
遥「…お姉ちゃんもまた、ステージに立てるといいけど。今回の企画で、主演の人の気持ちも変わると良いんですけど」
かすみ「うん…彼方さんは、苦労多いから…」
かすみ(ずきりと痛む。この痛みは私の中だけにしまっておこう)
かすみ(でも…あの人も感じているんだろうか)
ずき ずき ずき
かすみ「それじゃあ、送った通りに…」
遥「はい。部長さんも昨日のうちに、事前説明してれたので、大丈夫です」
講堂 控室
ランジュ「緊張する…」
ランジュ(あの子が前準備もしてくれたとはいえ、虹ヶ咲学園のスクールアイドルというと、まだ同好会の子たちのイメージ。中でも優木せつ菜のイメージが強い)
ランジュ(私はその中に入っていけるのだろうか?)
果林「これでよしっ…と。ランジュ、衣装がずれてるわよ」
ランジュ「あ、うん」
愛「化粧さんがついていながらこれだから、しっかりしないと。スクールアイドルとしての自覚は持つ事」
ランジュ「そ、そうね…先輩、だものね」
愛「へ? ランジュさん、愛さんと同い年でしょ?」
ランジュ「スクールアイドルとしては、愛の方が先輩よ」
愛「…あ、ああ。そうだね。あははは…」
果林「言いえて妙ね」
果林(けどランジュ。謙虚にるのは良い事だけど、謙虚を通り越して)
果林(卑屈になりかけてるわよ。不安定なのかしら、この子も…)
愛(こうなる前は安定していた。パフォーマンスだって、すごく下がってるようにも見える)
愛(なにかおかしい。けど、ライブだけは成功させないと)
果林(あの子が、大手を振って私や皆をステージに立たせるように。裏方どころじゃない引っ込みよう)
果林(あの子も心配だわね、駆け回りすぎて倒れてないか…)
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