110: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:56:36.27 ID:SFVSklzr0
あなた「ダークブルーであるはずの空に、手を伸ばす。そこにあるのは、恐怖かい、痛みかい?」
???「ううん、違う。それは、虹だよ」ガシッ
あなた「暖かいものが触れてる」
???「かすみん、知ってますよ。先輩は、ちゃんと飛べる」
あなた「誰かの手だ。誰が私を掴んでるんだろ」
???「戻ってこれるよ。だって、あなたは最強で、最高。どんな困難だって切り開いてきた」
あなた「また手が加わった……この無数の悪意の海の中で、それだけが」
???「あなたは灯し火だった。私たちを…導いて、ぽかぽかさせてくれる明かり」
あなた「聞こえた…灯し火、この暗い世界の中には、灯し火が必要だ」
???「届かないなら、届かせるまで! この世界は、悪意の海じゃなくて、大好きがあります!」
あなた「激しい悪意を切り裂くその声と、またあたたかな手が掴んでる」
???「この広い世界へ私たちを導いたのは、先輩。この顔は、嘘じゃない。ボードがなくても、伝えられる」
あなた「もっと上へ、もっと光を……その灯し火を追いかけなきゃ」
???「ええ、今度は絶対に離さないわ。お姉さん、約束する。だから、こっちよ!」
あなた「力強い手が導いてくれるようだ」
???「いつも背中を押してくれる先輩がいる、だから私たちが今度は手を引いていきます」
あなた「ダークブルーが近づいてくる、その先に見えるのは…」
???「部長さんの本当の願いがそっちにあるんだよ! だから、戻ってきて」
あなた「願いであり、救い。この虹が架かるダークブルーの空で、私は」
???「あなたは、羽ばたいていけます。この虹が架かるダークブルーの空を守る、女王です」
あなた「空の女王――――――――いや、この空の王国から堕ちたのは誰?」
???「それは外からやってきた嵐と一緒に、悪意と、ランジュの中の悪いものと一緒に海に落ちてる。だから!」
あなた「ダークブルーの空へ、同じ色の羽で、飛んで―――――――」
カチッ
123Res/223.68 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20