24: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2020/11/29(日) 18:05:40.84 ID:F2WpVU4e0
ドンッ
かりん「いたっ・・・」
< ってーな。こんなとこでフラフラ立ってんじゃねーぞ
かりん「あ、ごめんなさいな―――・・・あっ!」
樹里「あっ? ああっ、なんだ小魚じゃねーか」
かりん「ひっ?!」ビクッ
かりん(わたしを燃やした二木の怖い人だ・・・・)
樹里「入院したって聞いてたんだが、もう退院したのかよ。あれだけ派手に燃えたってのに。やっぱドッペルってわけわかんねーな」
かりん「あっ・・・うっ・・・」ガクガク...
樹里「んだよ、なにビビってんだよ。別になにもしねえっつーの」
かりん(怖い・・・怖い・・・)ガクガク.....
樹里「はあ・・・あのなあ・・・。そんな弱気のままじゃお前はいつまで経っても小魚だぞ。いいか、出世魚って知ってるか?」
.
樹里「例えばイワシだ。弱い魚と書いてイワシ。お前みたいな小魚だな」
樹里「これが成長するとオオバっていう大魚になる。樹里サマと同じ名前だ。どうだ、強そうだろう?」
樹里「他に出世魚として有名なのはブリで―――」
かりん(この人なに言ってるの・・・? 怖い怖い怖い・・・)ガクガク......
トサッ...
樹里「夏は味が落ちるが冬になると脂がのって―――・・・んっ? おい、なんか落ちたぞ」ヒョイ
かりん「あっ・・・それは・・・」
樹里「これはなんだ? マンガか?」
かりん「あ・・・う、うん・・・。わたしが描いたマンガ・・・なの・・・」
樹里「へー。お前マンガなんて描くんだな。樹里サマはマンガが好きなんだよ。ちょっと読ませてみな」
かりん「え・・・? う・・・うん・・・ど、どうぞ、なの・・・」
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