21: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2020/11/29(日) 18:01:54.57 ID:F2WpVU4e0
アリナ「・・・・・・・」
アリナ「ねえ、プアアート。ちょっと・・・聞きたいんだケド・・・」
かりん「どうしたの?」
アリナ「プアアートはなんでこんなにアリナを助けようとするワケ? メモリーをロストする前のアリナからマネーでも借りてた?」
かりん「借りてないの。別に難しいことじゃないの。わたしはアリナ先輩の事が好きだから」
アリナ「なんで好きなワケ? 絵を教えてくれるから? 絵を知りたいならティーチャーに頼めばいいと思うワケ」
かりん「えと・・・。実はわたしたちの部活の顧問の先生は社会科担当で絵の事はあんまりよく知らないの・・・」
アリナ「だったら美術担当のティーチャーから教われば?」
かりん「う〜ん・・・。でもわたしはやっぱりアリナ先輩がいい」
アリナ「ワーイ?」
かりん「わたしね、明るいねって言われるけど、うるさいのは好きじゃないの。だから、ずっと静かに絵を描いているアリナ先輩と一緒なのは心地良いの。わたしはアリナ先輩の隣で絵が描きたい」
かりん「それにね、人ってみんな支え合いながら生きているの。わたしだって、色んな人の大変だった時期に支えられてるから、幸せなんだって、そう思うの」
かりん「みんなが居てわたしは強くなれたから、今度はわたしがみんなを助けるの。だから記憶を無くして大変なアリナ先輩も助けたい。アリナ先輩の事は大好きだからなおさらなの」
アリナ「・・・・・・・・・」
かりん「ふっふっふっ。我こそはハロウィンが生んだ魔法少女・・・マジカルかりーーーーん!! なのだ! いつもお世話になっている先輩を助けるのに理由などいらないのだ! アリナ・グレイ! さあ、我と共にゆくぞ、記憶を取り戻す旅に!」
かりん「あっ、記憶を取り戻す旅って、なんかいいフレーズなのっ。次のマンガのネタになりそうなのっ」
アリナ「そ・・・・・・・・・」
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