古泉「不思議探索で朝比奈さんと長門さんの3人で回ることになりました・・・」
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3:名無しNIPPER
2020/11/27(金) 19:41:44.09 ID:OIOyL2yi0


「・・・・・・・」
「えっと・・・・」

店に入ったからといっても、
状況は変わるはずもなく、痛い沈黙に包まれていました。

「なにか今日してみたいことなどありませんか?」
改めて僕は2人に提案してみました。

「わたしは・・・」
朝比奈さんは明らかに萎縮しているようでした。
ちらちらと横目で長門さんを見ているところから、
長門さんを意識していることは明らかでしょう。

この2人はあまり仲が良くないのでしょうか。
このようなことを考えていると、

「私は」
「貴方達がどのような人間か知りたい」
「私という個体は貴方達2人に興味がある」

なんと長門さんが話題を提供してくれました。

「僕達の・・・こと・・・?」
しかも話題が非常に意外なものでした。
まさか長門さんが僕達に興味を持つとは。

正直、僕としてはこの話題はあまり気乗りがしませんでした。
というのは、僕はまだこの2人のことを完全に信用している訳ではないからです。
『機関』と情報統合思念体、未来人は今はお互いの出方を伺っている様子ですが、
涼宮さんの扱いで意見の食い違いが発生するとどのようになるか想像もしたくないですからね。
そのような人たちに自分のことを話すというのは、気が引けるものです。

しかし、そんな僕の気持ちとは裏腹に、
「わたしたちのことですか・・・?あっ、でもわたしも長門さんと古泉くんのことは少しでも知れたらいいなって思うな。」

まさかの朝比奈さんもノリ気です。
こうなってしまってはもう腹をくくるしかないでしょう。

「わかりました・・・」
こういったものの、僕は少し気分の高翌揚を感じていました。
というのは、『機関』の古泉としては得体の知れないこの2人と話すことは危険だと思っているものの、
古泉一樹個人としては、この2人と少し話して見たいと思っていたからです。




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