862:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 08:13:05.57 ID:KbfSVIxh0
『甲板』
ザブ〜ン ユラ〜
女戦士「未来…お前の刀を研いでやる」
剣士「ビッグママ…あ女戦士…なんか恥ずかしいなぁ」
女戦士「刀を貸してみろ」
剣士「うん…」ゴソゴソ
女戦士「ふむ…それほど傷んで居ないな」スラーン サワサワ
剣士「ねぇ女戦士?僕は剣士って名乗ってるんだ」
女戦士「フフ剣士か」
剣士「パパの刀は?持って居るんでしょ?」
女戦士「見たいか?何千年も経つと朽ちてしまう…仕方の無い事だ」
剣士「もう使えない?」
女戦士「打ち直せば使えない事も無いが刀身が折れて半分無く無くなって居てな…欲しのか?」
剣士「うん…そのままでも良い」
女戦士「分かった…出来るだけ形を残して使える様にしてやる」
剣士「パパの形見がそれしか無いからさ」
女戦士「そうだな…刀一本しか持って居なかったな」
剣士「後さぁ…ローグさんの事なんだけど」
女戦士「どうかしたのか?」
剣士「ローグさんて豪族になっちゃったんだよね?」
女戦士「そうだな」
剣士「海賊王の娘を捕らえようとしてるの知ってる?」
女戦士「フフそれを知って居るという事は何処かで会ったのだな?」
剣士「うん…セントラルでバッタリね」
女戦士「まぁそういう事だ…気にするな」
アサシン「女戦士!ちょっと来てくれ」
女戦士「どうした?」
アサシン「海流のせいか進路がどうも西にズレる」
剣士「あ!!アサシンさん…僕の飛空艇でも進路がすこし西にズレて居たんだ…羅針盤はアテにしない方が良いかも」
アサシン「霧が濃くて星が見えん…羅針盤以外に方向を示す物が無いのだが…」
女戦士「どの程度ズレが有るのか分からんが西に流れるなら見越して向かえば良い」
剣士「2時の方向を北と思って行けば大体良い所に行くよ」
女戦士「そんなにズレがあるのか?」
剣士「うん…気付いたら全然違う方向に行ってる」
女戦士「兎に角陸が見えるまではセントラル方面が良さそうだな…西に流されて丁度フィン・イッシュに行けるかもしれん」
アサシン「分かった…セントラル方面に修正する」
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