勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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825:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/19(金) 23:46:24.43 ID:pYa2Z27w0
『帰路』


シュゴーーーー バサバサ


商人「…という事はやっぱり石造になってる訳だ」

剣士「器に横たわって石化してた…その他の機械は全部風化しでグズグズだったよ…ガラスの容器も部品も無い」


大きなオークはね…石造に花を添えてお祈りしたまま寝て居たよ

もう分かった…オークは純粋に石造になったウンディーネが蘇るのを信じてる

たったそれだけ…それを単純に奪われたくないその一心だ


商人「純血のオークは石造になったウンディーネを何千年もただ守ってると…」

剣士「うん…それでオークシャーマンも同じように蘇らせたい一心なんだよ…ただ少し噛み合ってない」

商人「それで何年も争い合ってるなんて…」

剣士「きっともうあの石造が蘇らない事を知らないんだよね…なんか無駄な争いだ」

女オーク「教えてあげれば戦争は無くなる?」

剣士「そうだと良い…オークシャーマンは僕達の言う事聞いてくれるかな?」

女オーク「分からない…」

商人「ホムンクルスを直接連れて行けば良いかも知れないけど…なんかまた危険に晒しちゃうな」

剣士「…それと遅くなった理由はね…遺跡の中に石板がいくつかあったんだよ」

商人「何か分かったんだね?」

剣士「オークはね…違う星から来た様だよ」

女オーク「え!?」

剣士「この飛空艇みたいな物に乗って別の星から来た画があった」

商人「オークの起源か」

剣士「東オークが石造を守る理由はさ…そこに帰りたいんじゃないかな?それを信じてるんだと思う」

商人「守り通す動機はそれか?…」

女オーク「知らなかった」

剣士「そしてこの旗印だよ…きっとママが関係してる」グッ

女オーク「西オークの旗印にもダンゴムシが描かれているわ」

剣士「船に旗印あったね…気が付かなかったよ」

商人「オークの起源に絡んでいるとは驚きだね…」

剣士「僕さ…オークシャーマンと話した事あるけど悪いオークだとは感じなかった」

商人「今の話からすると悪意を持って戦争してる訳じゃ無さそうだ」

剣士「僕達と同じ様に結構ギリギリな感じで一人で向き合ってる様な気がする」

商人「そうだ!西オークってどれくらいのオークが居るの?」

女オーク「200人くらいよ」

商人「え!?たったそれだけ?それで戦争なんて…」

女オーク「強化しているから他のオークには負けない」

剣士「ほらね?なんていうかな…魔女が一人で立ち向かってるみたいな感じ…でも肝心な事を知らない」

商人「分かりやすい…なるほどいろいろ秘密が解けてきた」


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