792:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/19(金) 23:15:18.34 ID:pYa2Z27w0
『翌日』
ザザー ボタボタ
剣士「雨が止む気配が無い…」
海賊王「雨降って地固まるちゅうが…ちと降り過ぎやな」
剣士「建築は大丈夫?」
海賊王「まずはこの遺跡を拠点に建屋作って行くから心配すな…晴れたら下の教会まで行ったる」
女オーク「この雨もしかして…」
剣士「ん?どうしたの?」
女オーク「オークシャーマンの呪術かもしれない」
海賊王「ほう?南方の東オークを洪水で攻め様っちゅう気やな?この雨で下流はエライ洪水が起きとるやろ」
剣士「呪術で天候を操る…それで偏西風が止まってた?」
海賊王「南の空が雷で光っとったわ…オークの難民に備えとった方がええな」
剣士「偏西風を止めるって…この星全体に影響が出るじゃ無いか…そんな事まで出来るのか」
海賊王「未来は知らんやろうがワイらドワーフはオークシャーマンが産んだんやで?」
剣士「ええ?」
海賊王「ワイらにとってオークシャーマンは創造主やな」
剣士「どうやって?」
海賊王「言い伝えではな?ノームちゅう小人とオークの合いの子らしいわ」
剣士「ドワーフは精霊が産んだんじゃ無かったんだ…」
海賊王「正確には精霊がオークシャーマンにやらせたんやろう…ノームの血を引くけぇワイらは器用なんや」
剣士「オークシャーマンってそんなにスゴイ存在だったのか…危うく首を切り落とす所だった」
海賊王「ガハハハ豪快な話やな?神殺しかいな」
剣士「でもね?オークシャーマンはそんなに大きく無い小さなオークの女の子だったよ」
海賊王「ワイは詳しくは知らんがシン・リーンの魔女もそんな感じやろ」
剣士「ハハそうだね…いつも子供の恰好してる…そういう事ね」
海賊王「しかしこの星全体に影響が出るちゅうんは心配な事もあるな?他の地域はどうなっとるんやろう?」
剣士「あ…僕キ・カイまで行くんだった…見て来るよ」
海賊王「ガハハおまんは休むちゅう事を知らん様や…ええぞ?行って来い…前に前に進め」
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