勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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614:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/19(金) 20:05:56.28 ID:pYa2Z27w0
『気球』


トンテンカン トンテンカン


ハンター「盗賊さん…布とロープ仕入れて来たよ」ドサリ

盗賊「早かったな?」

ハンター「魔法使いが安く売ってる所知っててさ…」

盗賊「今気球に槍を取り付けた所だ…金属糸あるか?」

ハンター「うん…」ポイ

盗賊「ようし!!こいつを張るから手伝ってくれ」

魔法使い「私は何かやる事ある?」

盗賊「布を縫い合わせて縦帆に出来るくらいの大きさにしてほしい」

魔法使い「…という事は針と糸も必要ね」

盗賊「言うの忘れてた…まぁそんなに急がんでも良いぞ?まだしっかり設計も纏まって無ぇんだ」

ハンター「そんなに難しい設計なの?」

盗賊「まぁな?下手すると気球が空でひっくり返る」

ハンター「うわ…それはマズイ」

盗賊「船の技師と相談しながら作るから…そうだな…まだ2〜3日は飛べん」

ハンター「何か手伝える?」

盗賊「いや素人は触らん方が良いな…暇ならアレだ…オーガの討伐隊にでも行って来たらどうだ?」

魔法使い「あ!!聞いた…高額報酬出るって」

盗賊「うむ…衛兵が地下遺跡に行ってるから戦力不足なんだとよ…お前等3人なら余裕だろ」

ハンター「オーガか…牙が高く売れるんだったね?」

盗賊「1本金貨1枚が相場だ…小遣い稼ぎにゃ丁度良い」

ハンター「行って見ようか?僕の麻痺矢で足止めして魔法使いが焼く」

盗賊「ほんで僧侶が止めな?」

ハンター「僧侶は何処に?」

盗賊「お泊りセット取りに商人ギルドに戻ったがそろそろ戻って来る」

魔法使い「お泊り?…まさか気球で寝泊まりするつもり?」

盗賊「おいおい!お前等の初めての気球なんだぞ?愛着持てや」

ハンター「中に入って見たら?結構しっかり作ってあるんだよ」

盗賊「うむ…触って分かったがこの樹脂って奴はかなり丈夫で気密性が良い…住んでも良さそうだ」

魔法使い「へぇ?見て見る…」スタスタ



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