勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
1- 20
515:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/09(日) 22:05:37.30 ID:DzRiTfhn0
『居室』


ガチャリ バタン


男「見てろ?こんな鍵なんざ釘一本で簡単に解錠出来るのよ…」カチャ 

男「ほんでな?この鍵にはシリンダーって物が有ってだな…ここに錘をこんな感じで付ける訳だ」カチャ

男「次に箱を横にして鍵を掛ける」カチャ

男「そうするとこの箱を横にした状態じゃ無いと鍵が開かなくなる訳よ…開けて見ろ」

ハンター「え…あ…」ガチャガチャ

ハンター「開かない…というか鍵が合って居ない感じだ」

男「横にして開けて見ろ」

ハンター「…」カチャリ

ハンター「おぉ!!開いた…」

男「…という具合にだな2重3重で鍵を掛けないと意味無い訳よ…このままじゃ直ぐに盗まれるぜ?」

僧侶「お見事でしゅ」パチパチ

男「あぁイカンイカン…こんな事してる場合じゃ無ぇ…兎に角今は荷物片づけろ」ダダッ

ハンター「…」アゼン

魔法使い「ハンター…あなた鍵開け専門じゃなかったの?」

ハンター「あの人誰?」

魔法使い「商船仕切ってるって言ってたけど…只者じゃ無さげ?」

ハンター「見事だなと思ってさ…だってホラ…鍵開けって普通宝箱を置いた状態で開ける」

ハンター「横にした状態じゃ無いと開けられない工夫を一瞬でやったんだよ…神業だ」

魔法使い「まぁどうでも良い…荷物片づけよ」スタ

ハンター「いや…このトレジャーボックスを横に出来ない工夫をすれば良いと言ってるんだ」

魔法使い「僧侶?ハンター置いといて荷物片づけよ」

僧侶「ほいほい…」

ハンター「世の中にはスゴイ人が居るんだな…」ブツブツ



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
943Res/1389.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice