478:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/07(金) 21:24:48.47 ID:kwIi/Pq/0
『シン・リーン城』
魔女「近衛!今すぐにシャ・バクダへ伝令を飛ばすのじゃ…情報屋という者を直ぐに連れ戻せ」
近衛「ハッ!!」
魔女「一番早い気球で行かせるのじゃ…良いな?」
近衛「御意!!」ダダ
魔女「母上…魔術師団を連れてちと暁の墓所へ行かねばならん」
女王「何事ですか?」
魔女「墓所が荒らされて居る様じゃ…そしてわらわの弟子がエライ物を発見しておる」
女王「かの地に足を踏み入れてはいけないとの時の王卿との約束はどうなりますか?」
魔女「荒らされてしもうた後じゃ…そのような事を言って居る場合では無いのじゃ…時の王は既に亡くなって居るしのぅ」
女王「分かりました…許可しましょう」
魔女「歴史が覆る発見やも知れぬ…時の王はこれを知って居ったのじゃろうか?」
女王「さぁ?どうでしょう?」
魔女「うむぅ…暁の使徒か…もうちっと時の王の話を聞いておくべきじゃったな…しもうたわい」
女王「いつ出立しますか?」
魔女「今すぐじゃな…どうやら弟子が困って居る」
女王「近衛を連れて行きなさい…あなたにも危険が及んではいけません」
魔女「わらわは大丈夫なのじゃが…まぁ良い…身の回りの世話係じゃな?」
女王「そろそろ国の事を考えて貰わないと困るのです」
魔女「まだまだ先じゃ…母上はまだ30年は生きるで考えるのはその時で良い」
女王「困った子ですねぇ…」
魔女「うるさいのぅ…もう行くで弟子の連れが城に来たらよろしく頼む…墓所の掃除をした様じゃで」
女王「分かりました…褒美を用意しておきます」
魔女「では行って来るでのぅ…」ノソノソ
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