勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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453:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/07(金) 21:01:42.05 ID:kwIi/Pq/0
『夜』


ヴヴヴヴヴ…ガガガ


ハンター「弓当てた!!行って」

僧侶「ほい!!」スタタ ブスリ

剣士「よし…穴に埋める」ズリズリ

ハンター「これで何体目?」

剣士「8体目…」

ハンター「全部体に損傷がある…死んだ後にゾンビにされているみたいだ」

剣士「うん…傷跡が深い…獣の類じゃないよ」

魔法使い「じゃぁやっぱりオークくらいしか考えられないね」

剣士「そうだね…オークが持ってる大斧とか大剣だとこういう傷になる」

ハンター「オークとは戦いたくないな…シン・リーンにバレると牢獄行きになる」

魔法使い「まだ私達に危害が及んで居ないじゃない?」

剣士「オークとの戦闘は避けるとしてどうしてグールがゾンビにされているかだよ…」

ハンター「オークは少人数で遺跡探索しているんじゃないかな?グールをゾンビにして不足分の戦力を補ってる」

僧侶「書物で読んだ事があるですけど…エルフは精霊信仰でオークは呪術に長けているらしいです」

剣士「呪術…オークシャーマンが居るという事だね?」

魔法使い「それで話が通るわ」

ハンター「でもどうして北の大陸のこんな辺境に来ているかだよね」

魔法使い「地図貸して」

ハンター「うん…」パサ

魔法使い「人間の生活圏を避けて東側から来ようと思えば来れそう…船使っての話だけど」

ハンター「ここから東はずっと荒野だ…荒野を歩いて来る物なのかな?」

剣士「気球で来てるのかも知れない…」

ハンター「オークが気球を使うのは聞いた事が無いよ」

剣士「それは昔の話で気球を使う人間を見られてたりするよね」

魔法使い「確かに…」

ハンター「そうだなぁ…ハテノ村での戦いの時も大人たちが気球使ってたっけ」

剣士「え!!?ハテノ村…」

ハンター「あれ?剣士は聞いて居なかった?僕たちは南の大陸のハテノ村から疎開して来たって…」

剣士「も…もしかして…君達はあの時の…」

僧侶「おろろ?剣士さんもハテノ村に居たですか?」

剣士「教会で遊んだ…僕の友達?」

魔法使い「えええ!!?あなた…白い毛皮の子?」

剣士「…」コクリ


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