勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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414:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/07(金) 20:26:46.08 ID:kwIi/Pq/0
『光の国シン・リーン_古代遺跡』


ガヤガヤ


僕「魔女は何処に居るの?」

研究員「魔女様は下層で壁画を書いて居られる…邪魔をせん様にな?」

僕「うん…」テクテク


ヒソヒソ

見ろよ特待生が来た

ダメよ聞こえるわ

また魔女様にゴマすりを…

ヒソヒソ


僕「…」---まる聞こえなんだよ---

僕「…」---ゴマすりなんかした事ないさ---


ヌリヌリ ヌリヌリ


魔女「未来か…来ると思うて居った…行くのじゃな?」

僕「うん…」

魔女「約束じゃ…行って構わぬ」

僕「ありがとう…」

魔女「じゃがな?必ず戻って来るのじゃ…主はまだ最後まで修行を終えて居らぬ」

僕「うん…分かってるよ」

魔女「蟲使いの術はわらわよりも上じゃで旅に苦労する事は無いとは思うが…時空を極めん内は半人前じゃと心せい」

僕「魔女はパパとママの事を壁画にしてるの?」

魔女「書き始めたばかりじゃがな?後世に残さねばならぬ」

僕「ねぇ魔女?ここの壁画の事なんだけど…勇者の他にもう一人どの壁画にも出て来る人が居るの気付いてた?」

魔女「うむ…」

僕「ママ…だよね」

魔女「そうじゃな…手にして居るのは虫じゃ…丸い物は爆弾じゃろうな」

僕「何処に行けばパパとママに会えるかな?」

魔女「さぁのぅ…じゃが量子転移はイカンぞ?」

僕「分かってるさ…只パパとママが残した物を探したいだけだよ」

魔女「それで良い…情報屋を覚えて居るな?」

僕「うん」

魔女「シャ・バクダで未だ遺跡の探索をして居る筈じゃ…訪ねて見ると良い」

僕「分かった…森を抜けて行くよ」

魔女「エルフ達に会うたらよろしくな?」

僕「うん…今までありがとう魔女…いや師匠」

魔女「魔女で良い…むず痒いわ…達者でのぅ」ヌリヌリ



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