391:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/07(金) 19:51:43.33 ID:kwIi/Pq/0
『勇者の像』
ザワザワ ザワザワ
アサシン「盗賊!民を下の層へ誘導してやってくれ…」
盗賊「おう!お前等こっちだ!!下の方が温いぞ?」
女海賊「はぁはぁ…」
アサシン「外に出ている民の誘導は終わったか?」
女海賊「うん…でも出入口にトロールが居座って私達出られないよ」
アサシン「ふむ…私達を守ろうとしているな?」
女海賊「え?そうなん?」
アサシン「剣士かダークエルフが森の言葉で誘導しているのではないか?」
女海賊「なる!!」
魔女「あと3分程じゃ…この時に勇者の像で身を寄せ合うのは感慨深いのぅ」
女海賊「魔女!!剣士と未来ってどうなってんの?」
魔女「走って居る…他にもエルフがようさん居るのぅ」
アサシン「エルフと一緒だと?」
魔女「うむ…どうやら精霊樹に集っとった様じゃエルフゾンビも居るぞ?」
アサシン「おぉ…無事だったか」
魔女「やはりエルフは何もせんでも分かり合うのじゃな…今のこの事態も把握しておろう」
女海賊「なんかドキがムネムネする…」
魔女「我らは何も出来ぬ…鎮まるまで待つのじゃ」
女海賊「死ぬの待ってるみたいで落ち着かないよ」ソワソワ
女戦士「これでどうだ?」ギュゥ
女海賊「お姉ぇ…」
女戦士「お前を背中から抱いてよく寝かしつけた物だ…こうすれば私も温い」
魔女「主らは姉妹が居って良いのぅ…わらわも混ぜよ」
アサシン「ふっ…しかし…何処を見ても身を寄せ合って…こうやて私達は生き延びた歴史」
魔女「そうじゃな…やっと一つになれそうじゃ」
スゥ…
魔女「む…空気が静まった…来るぞよ」
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