勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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379:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/07(金) 19:34:40.19 ID:kwIi/Pq/0
『勇者の像』


ホムンクルス「…はい…ようやくご納得された様です」

商人「良かったよ…君が居なくなると僕困るんだ」

ホムンクルス「私の所有者は商人ですよ?危うく時の王に拉致されるところでしたので気を付けてください」

商人「ごめんごめん…」

アサシン「それで時の王はどうしてる?」

ホムンクルス「下へ降りる階段の側壁に隠し通路がありまして…その奥にいらっしゃいます」

アサシン「何があるのだ?」

ホムンクルス「何かの通信端末と一冊の書物が置かれていました…時の王と精霊だけが知る場所だった様です」

情報屋「書物!?」

ホムンクルス「時の王はそれが冒険の書だと言って居ましたが中身は白紙でした…」

ホムンクルス「その書物はオーブの様な記憶媒体なのですが私はアクセス出来ませんでした」

商人「それだ!!きっとそれが夢幻の正体だよ」

情報屋「私が見て来ても良い?」

ホムンクルス「どうぞ…時の王が泣き崩れているのが気にならないのでしたら」

情報屋「う…少し間を置いた方がよさそうね」

アサシン「時の王の動向も気になる…行って見て来るんだ」

情報屋「分かったわ…障らない様に見て来る」タッタッタ

商人「それで君は時の王から何か聞けたのかい?」

ホムンクルス「何度も思い出話を聞かされました…私は当然何も知りませんよね?」

商人「ハハそうだろうね」

ホムンクルス「ですから精霊の記憶はすべてオーブになって保管されている事をご説明しました」


ほとんどはご存じの様でしたが

精霊の魂がそこにあるという事は分かっていらっしゃらない様でした

記憶の中に魂がある…それをやっとご理解頂けたのです

商人が言った言葉をそのままお伝えしただけなのですが

時の王はそれを聞いて冒険の書を抱いたまま膝を落としました


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