勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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371:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/07(金) 19:26:59.24 ID:kwIi/Pq/0
魔女「セントラルの衛兵にしてはなかなか良い衛兵じゃったな?」

剣士「そうだね…宿が無いのを見越して牢屋に案内するなんて気が利く」

魔女「何日振りの睡眠じゃろうか…なかなかキツイ修行じゃった」

子供「魔女も修行していたの?」

魔女「主らには分からんかもしれんが高度な魔法の連続だったのじゃぞ?」

剣士「そうだね…隕石魔法は時空と重力の複合だったね…僕も勉強になったよ」

魔女「変性が掛けられんかった故威力が無かったがゴーレムには十分じゃったな」

剣士「変性?」

魔女「うむ…落ちて来る隕石を質量の高い金属に変えるのじゃ…それが出来んかった」

剣士「…なるほど」

魔女「師匠が落とした隕石はアダマンタイトに変性させておったな…威力はわらわの比では無かった筈」

子供「一番強い隕石って何?」

魔女「わらわが知って居る金属では金が一番かのぅ…他にもあると思うがまだ研究しておらぬ」

剣士「金!?なんか勿体ないね」

魔女「魔力がどれほど必要なのか想像も出来ん…わらわには無理じゃ…」

剣士「じゃぁアダマンタイトに変性させるのも相当な魔力が?」

魔女「うむ…師匠がどうやって変性させたのか分からぬ…わらわはまだまだ修行が足りんのじゃ」ウトウト

剣士「魔女眠そうだね」

魔女「ちと寝る…休ませておくれ」スヤ

子供「僕も…」スヤ

剣士「ふぅ…」


ピチョン ピチョン


こんな閉塞した地下でも色々感じられる様になった

水の落ちる音…流れて行く方向

教えてくれたのは女エルフだったな

この町で出会った

そうだ!もう一度会わなければいけない…忘れていた



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