勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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346:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/07(金) 18:49:25.30 ID:kwIi/Pq/0
『星の観測所』


…ノームの骨や化石が一切発見されないのは全部ドリアード化したという事で説明が付く

ドリアードは恐らく巨大な肉食植物のような生命体で精霊樹の様に意思を持って居た

その体内で寄生する形でノームが営んで居たと推定される

伝承によるとノームは小型でとても器用な特徴を持っている

だからキ・カイで発掘されたサーバ石の様な物を作る事が出来た

それはホムンクルスの頭部に入って居る機械と同じ様な役割を担った


情報屋「ざっとこんな感じね…」

盗賊「エリクサーの中に吊るされてた脳みそは何だったんだ?」

情報屋「分からないけれどアダムと関係するのは間違いなさそうね…ただちょっと古文書の絵と会わないのが気になるかな」

アサシン「見せてみろ」

情報屋「ここよ?この中心に居るのが恐らくアダム…ちゃんとした人間の形をしているでしょう?」

盗賊「脳みそだけ取り出したんか」

情報屋「この古文書ではそういう記述は無さそうだからここまでが限界ね」

盗賊「あとよ?なんで地下深くに埋まってんだ?」

情報屋「前にホムンクルスから聞いた話では約4000年前に氷河期があったらしいわ」

盗賊「ぁぁぁなんか聞いてた気がすんな…ほんで地下で過ごした訳か…人工物にしちゃデカ過ぎなのも不思議だが」

情報屋「人間の力で地下に大きな建造物は無理ね…でも植物なら根を張るから可能ね…賢いと思うわ」

アサシン「まぁ私達の理解を超える文明だという事だ」

情報屋「これでドリアード伝説の大枠は分かったから…もっと調査に行きたいなぁ」

アサシン「落ち着いてからな」

盗賊「書物とか謎の道具とかなんにも収穫が無ぇからよ…俺ぁ行く気無ぇぜ?」

情報屋「私が思うに今日行った所はほんの入り口だけだと思うの」

盗賊「まぁそうだろうな」

情報屋「ドリアード化した向こう側にどんな世界があるのか見てみたいわ」

盗賊「戻って来れるなら良いんだがな?植物の一部になるなんざゴメンだ」

アサシン「あの遺跡がドリアードという植物だったとして何だというのだ?民も居なければ軍隊も無い…何も出来ん」

情報屋「そうね?アダムが復活したからどうなの?っていう感じね」

盗賊「まぁ魔王が居なくなったってんなら良いけどよ…どーーーーもしっくり来ねぇ」

アサシン「突然来た平和か…」

盗賊「平和ってかまだエルフとゴーレム戦ってるよな?なんにも解決して無ぇと思うんだよ」

アサシン「ふむ…」

盗賊「考えてもしゃー無ぇ!!今日は寝る!!」

情報屋「フフ私は興奮して眠れないから調査をまとめておくわ」


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