335:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/07(金) 18:39:06.03 ID:kwIi/Pq/0
『ドリアード遺跡_喉部』
盗賊「えらい下ってるぞ?そして何で微妙に明るいんだ?」
アサシン「扉も何も無いのだな…不思議な遺跡だ」
盗賊「情報屋!ランタンで壁面照らして何か見えるのか?」
情報屋「透けて向こう側が少し見えるわ」
アサシン「何?」
情報屋「ほら?細胞がくっ付いて居るみたいな…」
アサシン「本当だな…では向こう側にもここと同じ様な通路があるのか?」
情報屋「そんな感じね…下の方にも…まるでアリの巣」
アサシン「想像していた遺跡とは全く異なる…何なんだここは」
盗賊「おい!!この先で広がってる…注意しろ」
情報屋「待って…ここ扉よ?開いて居るけど」
盗賊「んん?…これどうやって閉めるんだ?」
情報屋「いつ閉まるか分からないから進むのが怖いわ」
アサシン「私にはこれが扉だと思えんのだが…」
情報屋「喉の奥を想像して?このひだみたいな壁が塞がる」
アサシン「なるほど…やはり生き物だという事か」
情報屋「動物性ではなくて植物性の生き物ね…きっとそれがドリアードだわ」
盗賊「そういや虫を食ってるクソでかい花とか見た事あるわ…あんな感じか」
情報屋「多分…私達はその中に居るの」
アサシン「文明とは程遠い気がするが…」
情報屋「その体内に生活拠点を作ったのがノームだわ…どこかにノームの化石とかあるかもしれない」
盗賊「どうする?進むしか無いよな?」
情報屋「待って…このひだが勝手に閉じない様にクロスボウで釘を刺しておく」バシュン ザク
盗賊「そら名案だ」
情報屋「予備のボルトあと20本しか無い…」
アサシン「20本使う前に一旦戻るとしよう」
盗賊「じゃぁ進むぞ」
943Res/1389.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20