勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
1- 20
30:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/11(木) 19:14:36.19 ID:BHJWdb3D0
『焚火』


メラメラ パチ


ローグ「薄く切った肉を煙で燻すんすよ…ここに入れて下せぇ」モクモク

子供「これ全部作る?」

ローグ「半分は山賊焼き用に残しておきやしょう…もう作っても良いでやんすよ?」

子供「今はお腹減って無いかな」

ローグ「じゃぁどんどん干し肉作って下せぇ…出来上がった奴からあっしが片づけやす」

子供「沢山あるなぁ…」スパ スパ

ローグ「直ぐ出来るんでどんどん切って下せぇ」



女戦士「戻った…もうオークの子を檻から出して居るのか」

ローグ「かしらぁ!!多分大丈夫そうっすね…言う事聞いてるでやんす」

女戦士「まぁ良い…オークの子は未来に任せる」

ローグ「気球の方はどうでやんすか?」

女戦士「貨物用の気球を買い付けた…少し高かったのだが行動の制限を受けるよりは良い」

ローグ「じゃぁもう荷物を気球に載せ替えやすか?」

女戦士「手に入るのが2日後だ…それまでここで足止めだな…ところでオークの子は話せるのか?」

ローグ「一言もしゃべらんすね…只頭は賢い様に見えるっす」

女戦士「ふむ…さすがオークと言った所か…恐怖で動けんという事は無さそうだな」

ローグ「あっしらに従った方が良いと判断してる様でやんす…状況判断が子供の割に良いっすね」



子供「あ!!ママ!!マスク買って来たよ…ゴーグル付き」

女戦士「丁度目に灰が入って気になって居た所だ…顔を洗って来る」ツカツカ

ローグ「未来君…後2日ここに泊る事になりそうっす」

子供「僕は平気だよ」

ローグ「その子が心配でやんすね…2日間人間の街に居るのは苦痛かも知れんでやんすよ?」

子供「この恰好ならバレやしないよ」

ローグ「一人で逃げなければ良いんすがねぇ…」

子供「もう少し話してみるよ」



-----------------


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
943Res/1389.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice