271:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 14:11:06.92 ID:agkIMDdy0
『船尾』
海賊「あぁ痛え痛ぇ…こっちも痛ぇ…ここも痛ぇ」
魔女「治療は終わりじゃ!!痛いわけが無かろうタワケ!!早う行け!」
海賊「連れない事言うなよ…ここは癒しの場だろう?」
魔女「主に治療の必要は無い!!」ポカ
海賊「あだっ…宝石やるからよぅ…」
剣士「魔女!!壺を見つけた…これで間違いないかい?」
魔女「むむ!!蓋は無かったか?」
剣士「見当たらない…」
魔女「やはり封を空けおったな…それは無くした壺に間違いない…最悪じゃのぅ」
剣士「血痕が北の方に続いて居たよ…随分前に移動したみたいだ」
魔女「追うしかあるまい…」
女海賊「ええ!?この状況で?お姉ぇどうすんのさ」
魔女「女海賊や…良く聞くのじゃぞ?」
女海賊「うん…」
魔女「主はしばらくここに留まり海賊の指揮を継続するのじゃ…わらわはちと行かねばならぬ用事が出来た様じゃ」
女海賊「魔女一人って訳無いよね?やっぱ剣士も行く感じになるの?」
魔女「そうじゃな…主はこの場の安定を見た後にシャ・バクダを目指してアサシンと合流せよ」
女海賊「魔女と剣士は何処に行くのさ?」
魔女「過去じゃ…わらわは死んだ父上に会わねばならぬ…会って真相を聞くのじゃ」
女海賊「もしかして北に移動してるのって剣士と魔女?」
魔女「おそらくそうじゃ…次元が交差しとる」
剣士「もう過去に戻らないと取り返しが付かない…もしも次元の塗り替えが起きたとしてもシャ・バクダで会おう」
女海賊「ちょ…私も連れて行ってよ」
剣士「女戦士が居ればそうしたよ…でも離れても大丈夫だって確信してる」
女海賊「なんでさ?超不安なんだけど」
剣士「次元が少しズレるだけだよ…心配しなくても良い…直ぐに繋がる」
女海賊「あのさ…もう行方不明にならないでくれる?私を置いて行かないで」
”私を置いて行かないで…”
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