勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
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255:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 13:41:14.38 ID:agkIMDdy0
『入り江の船上』


シュン パーン!!


女戦士「よし!!これでダークエルフに接近できる」


シュン ストン!!


剣士「待って…飛空艇からロープが降りた…誰か降りて来るよ」

女戦士「緊急事態か…誰が来る?」

魔女「商人じゃ…あやつは体の具合が悪いのでは無かったか?」

女戦士「良くやる…まぁ丁度突撃の件も問いたかった所だ」


シュタ ゴロンゴロン


商人「あたたた…」

女戦士「無茶をする…状況の連絡に来たのだな?どうなって居るのだ?」

商人「今戦っている相手がダークエルフじゃない事を伝えに来た」

女戦士「何だと?どういう事だ?」

商人「あれは戦化粧をしたエルフらしい…僕達は今エルフと戦ってる!だから後方からトロールが来る可能性があるんだ」

女戦士「それで突撃命令を出したのか?」

商人「え!?僕たちはそんな事して居ない」

女戦士「隊全体が混乱しているという事か…」

商人「もう地響きが何処からか聞こえてる…エルフとトロールに挟まれる格好になるかもしれない」

女戦士「剣士!お前は気付かなかったのか?」

剣士「ダークエルフの…いやエルフか…弓の精度が良すぎて周りに注意出来なかった」

商人「今エルフは何処に?」

剣士「奥の方に気配はあったけど下がった様だよ」

女戦士「そちらに注意しつつ川から上がって来るトロールにも気を配らねばならんのだな?」

魔女「トロールが相手では海賊では何も出来んじゃろう」

女戦士「散り散りになる可能性が高い…ううむ撤退は機を逸している…ここで耐え抜くしか無いと言う事か」

魔女「相手がエルフならわらわが話しても良いが?」

女戦士「ダメだ…捕らえられるぞ?」

商人「この入り江にガレー船4隻は入りきらないよね?上から見てゴタゴタしているんだ」

女戦士「オールを畳めばなんとか入るだろう…しかし整列に少し時間が居る」

商人「対トロール用に大砲は無い?」

女戦士「ガレー船は強襲揚陸用で大砲は艦載していないのだ…火薬も砲弾もなにもかもが無い」

商人「兎に角…今エルフと戦うのはマズイよ…ドラゴンが来てしまったらもうアウトだ…全滅する」

剣士「トロールは川を潜ってここまで来れるのかな?」

女戦士「分からん」


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