216:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 11:35:54.76 ID:agkIMDdy0
『河口の上空』
ヒュゥゥゥ バサバサ
ローグ「いやぁぁ飛空艇はやっぱ良いっすねぇぇ…早いわ広いわ暖かいわ」
女海賊「ローグ!剣士も起こしてよ」
ローグ「剣士さんは寝てるんじゃなくて瞑想っすね…あっしが何やっても起きんでやんす」
女海賊「私らだけで桟橋作るって出来るん?」
ローグ「ずっと使う桟橋じゃないもんすから真っ直ぐな木を流れて行かん様にすれば良いんすよ」
女海賊「重たい物運ぶの嫌なんだけど」
ローグ「少し上流で木を倒して川に入れれば良いでやんす」
女海賊「なる…ロープは?」
ローグ「ロープの代わりになりそうなツタなんかいくらでも有ると思いやす」
商人「全部現地調達するんだね」
ローグ「そーっすね…場所の選定が一番重要っすかね」
商人「川は割と深さがありそうだったから自由度高いとは思う」
ローグ「流れっすね…あんまり流れが複雑だと船が乗り上げちまいやすんで…」
商人「その選定は分かる人が決めた方が良い…ローグ分かる?」
ローグ「いいえ…わかりやせん」
女海賊「ぶっ…あんたさぁ!!知った口聞いてて分かりませんてどういう事よ?」
ローグ「聞いた話なもんで…盗賊さんなら分かると思うんすけどねぇ」
魔女「騒がしいのぅ…話を聞いて居ったら阿呆過ぎて呆れるわ」
商人「ハハまぁ僕が決めるよ…水の流れ方は後で変えるという手もある」
魔女「うむ…それで正解じゃ…何か有っても応用で何とかするもんじゃしの」
女海賊「ほんで…冷たい川ん中に誰が入んの?」ジロリ
ローグ「もしかして…あっしでやんすかね?」タラリ
魔女「ゆうべはさぞ楽しかったろうのぅ…?」ジロリ
ローグ「いやいやいや…そーっすね!あっしが入りやす」
商人「こうしようか…クロスボウのボルトにロープ付けて置いて流れて来た木を手繰り寄せよう」
女海賊「お!?面白そう…それ私やる」
商人「木を切って来るのは剣士が良さそうなんだけど…起きないかな?」
女戦士「キコリは任せろ…私が斧を持って居るからな」
商人「じゃぁ残りの人でツタの確保かな」
魔女「罠魔法でツタを成長させられるかも分からん…変性の一種じゃが試してみたい」
商人「それが出来るなら桟橋は一瞬で組み立てられる…期待だよ」
女海賊「役割決まったね?もう到着するから準備して」
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