勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
1- 20
183:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 09:41:25.20 ID:agkIMDdy0
『居室』


カクカク シカジカ


女戦士「森の火災は広がりそうか?」

女海賊「なんとも言えないけど雨か雪降ってくれないとしばらく延焼続けると思う」

魔女「雪が数分ですべて溶けるとはどんな熱量じゃ?」

女海賊「溶けるっていうか水蒸気爆発ですっ飛んだ感じ」

魔女「…それで電磁パルスというのが千里眼の障害になっておりそうなのじゃな?」

女海賊「多分ね…ホムちゃんもそれで動かなくなったんだと思う」

魔女「巨大な退魔方陣じゃな…わらわは完全に無力かもわからん」

女戦士「隠れ家の襲撃は魔女の魔法頼みだった所もある…中止せざるを得んか」

女海賊「もしかして睡眠魔法頼りだった?」

女戦士「そうだ」

女海賊「ちっとさぁ…戦力2人失っちゃってるからアサシン達と合流した方が良いと思うなぁ」

女戦士「2人?」

女海賊「実はホムちゃんとちょっと話してたんだけど…商人は余命1ヶ月切ってんだよ」

魔女「なんと!?それほど体の調子が悪いのか?」

女海賊「…らしいよ」

女戦士「では数日でホムンクルスの跡を追う形になるか…不謹慎な言い方になってしまうが」

女海賊「どうする?」

女戦士「まずは剣士と未来の帰還までは予定通り進めるしかあるまい」

女海賊「ローグってどうなってんの?」

女戦士「そろそろ帰って来る筈なのだがこちらを見つけられないで居るのだと思う」

女海賊「じゃやっぱ河口の漁村でみんな集まりそうだね」

女戦士「先行している海賊船が河口周辺を占拠する予定になっているが…お前はどうする?」

女海賊「ちっとさぁ…ホムちゃん失って私の心もダメージ大きいのさ…睡眠魔法で私を眠らせて欲しい」

女戦士「寝たいか…」

女海賊「うん…もう何も考えたくない」

魔女「同意できぬ…睡眠魔法は幻術じゃ…心が休まる事は無い」

女海賊「ぬぁぁぁ…」ガシガシ

魔女「乗り越えるのじゃ…主にはそういう適正が在る筈じゃ…青い瞳がその証拠じゃ」

女海賊「はっ!!想像妊娠…今か!!」

魔女「既に遅いが…主に出来るか?」

女海賊「風の魔石がある!!」

魔女「試してみるのも良かろう」---無理じゃろうがな---

女海賊「行って来る!!」ピューーー


---まぁ無理じゃ---

---他の者に認知されてからでは遅いのじゃよ---

---主は既に死を認めてしもうた…そういう次元に固定してしまったのじゃ---


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
943Res/1389.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice