168:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 09:17:28.60 ID:agkIMDdy0
『森の上空_夜』
ヒュゥゥゥー バサバサ
商人「すっかり日が落ちたけど以外に明るい」
ホムンクルス「月明かりが雪に反射しているのですね」
女海賊「ホムちゃん!この地図だと今どこら辺?」
ホムンクルス「ここです…」ユビサシ
女海賊「旋回範囲をもう少し広げようか」
商人「あ!照明魔法が上がった…剣士はあそこだ」
女海賊「おけおけ…もうちょい離れても十分見える」
商人「狼煙も見えなくなっちゃったし夜の間は何も出来る事が無いなぁ…」
女海賊「ドンパチ始まればなんとなく戦線見えるんだけどね」
商人「森の中ってさ…夜は真っ暗だよね?よくそんなんで戦えるよね」
女海賊「エルフは数が少ないから夜じゃないと不利なんでしょ」
商人「まぁそうなんだろうけどさ…セントラル側はどうやって凌いでるのかなと思ってね」
女海賊「どうでも良くね?」
商人「ハハ…僕らが戦争する訳じゃ無いからそうと言えばそうだ…ただ僕ならエルフを凌ぐのにキマイラ使うかな」
女海賊「ミノタウロスとかどっさり居る感じ?」
商人「うん…他にもケンタウロスとかハーピーとかさ」
女海賊「ハーピー飛んで来るとマズイなぁ…」
商人「まぁ森の中でそういう争いしてる様に思うんだ」
女海賊「なんで狼煙上げてたんだろね?ここに居ますよって言ってる様なもんだよね」
商人「そうやっておびき出してるのかもね…ほら森の木を燃やすとトロールが怒るって言うじゃない」
女海賊「んーーーーどうでも良っか」
商人「む…君らしくない」
女海賊「剣士と未来が心配になっちゃうから余計な事考えたくないの!!」
商人「あぁゴメンゴメン気が付かなかった…そうだよね何も出来ないのはイライラするね」
女海賊「どうっすっかなぁ…」
ホムンクルス「私は寝る必要がありませんので少しお休みになられては?」
女海賊「ホムちゃん飛空艇の操作分かる?」
ホムンクルス「はい…上空を旋回する程度でしたらお任せください」
女海賊「おっけ…ほんじゃちっと操舵任せる…私望遠鏡で森の中覗いてみる」
商人「僕は見回っておくよ」
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