162:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 09:08:06.58 ID:agkIMDdy0
『セントラル上空』
ビョーーーウ バサバサ
女海賊「なんか気球一杯飛んでんなぁ…剣士!!一応警戒しといて」
剣士「分かってる」
女海賊「何の気球か分かる?」
剣士「多分戦闘用の気球…10基くらい」
商人「望遠鏡貸して」
女海賊「ほい!!」ポイ
商人「…シーサーかな?何か魔物に襲われているみたい」
女海賊「こっちはこっちで大変なんだ…」
商人「その様だね…港には軍船が3隻と大き目の輸送船がいくつか…木材を降ろしてる」
女海賊「船で木材…ちっとマズいね…お姉ぇの船とかち合いそうだ」
商人「女戦士に報告しておこうか?」
女海賊「うん頼む…今操舵で手が離せない」
剣士「この数の気球だと海賊では不利だよ」
女海賊「私らが撃ち落しても良いけど色々マズイよね…シーサー対処出来なくなっちゃうだろうし」
剣士「ん?…」クンクン
女海賊「何か臭う?」
剣士「森が焼ける匂い…」
女海賊「何も見えないけど?」
剣士「森のどこかで大き目の火事が起きてると思う」
女海賊「雪積もってるのに?木材を炭にしてんじゃないの?」
剣士「その匂いじゃない」
女海賊「なんかちょっと色々有りそうだなぁ…」
商人「海賊はセントラルの沖から迂回するから問題無いってさ…輸送船が居て丁度良いらしい」
女海賊「気球の事は伝えた?」
商人「こっちには魔女が居るって自信満々だよ」
女海賊「なる…」
剣士「川の河口から森の方へ行くのを急ごう」
女海賊「そだね…あと1時間くらいで到着する」
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