132:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/02(金) 08:22:55.95 ID:agkIMDdy0
魔女「それが事実だったとしてエルフゾンビは何も言うて居らんかったのじゃが…」
商人「このカラクリはある程度知って居るんじゃないかな?皇子だったんだし…だから単独で行動する」
女海賊「あの人は剣士と同じであんまり余計な事話さないね」
商人「…さて…黒の同胞団が大量に魔石を持って居たとして誰がゴーレムを呼べるかだよね」
女海賊「ホムちゃん!精霊のオーブって誰でも覗ける物なの?」
ホムンクルス「クラウドへのアクセスは私の様な受信機を搭載している人であれば誰でも読み込み可能です」
女海賊「受信機?なんそれ?」
商人「特殊な人じゃ無いとダメだって事だね…それは」
魔女「エルフはオーブで記憶の伝達をするでエルフなら覗けるじゃろうのぅ」
商人「エルフねぇ…」
女海賊「ちょい待ち…エルフゾンビが第2皇子だった頃にダークエルフ連れ回してたな…レイスにやられたらしいけど」
商人「それは初耳だよ…聞かせて」
女海賊「そもそもそのダークエルフが祈りの指輪を持ち逃げしたから前の100日の闇が起きた」
商人「そのダークエルフの目的は何だったか知ってる?」
女海賊「んーー盗賊の方が詳しいかな…私直接関わって無いのさ」
商人「そっか…」
女海賊「ただそのダークエルフは指輪を破壊したかったらしいよ」
商人「指輪を守ろうとしたハイエルフと破壊しようとしたダークエルフ…こんな感じかな」
魔女「そういえば祈りの指輪には量子転移の魔法が封じられて居ったな」
商人「指輪を使って記憶を切り取れる?」
魔女「エルフなら出来るやもしれん」
商人「まてよ…シン・リーンの国王に化けて居た元魔術院長の話では勇者の目を精霊の記憶から量子転移したと…」
魔女「そう言うて居ったな」
商人「つまり記憶から魔王を切り取って来る事も出来る訳だ」
魔女「そういう事じゃな」
商人「そんな事に使われる位なら破壊したいと考える」
魔女「ダークエルフが指輪を破壊したい動機には十分じゃな」
商人「こう言い換える事も出来る…精霊の記憶を切り取り損傷させたのはハイエルフで…守ろうとして居るのはダークエルフ」
魔女「んーむ手段が違うだけじゃがダークエルフも正義かもしれんのぅ」
商人「どっちにしてもゴーレムの件はエルフが鍵になってそうだ」
剣士「前方!海賊の船団を見つけた!!」
女海賊「お!?お姉ぇの船は?」
剣士「右から3隻目…船尾が空いてる」
女海賊「おっけ!!着陸する」グイ
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