百種族物語【安価とコンマ】-SS速報VIP

百種族物語【安価とコンマ】

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31:寝落ちしました。再開します ◆nxhHp05kB6pm[saga]
2020/10/31(土) 11:49:20.52 ID:80Obst/OO
>>27-30を採用。

ソフィアは苛烈な性格だが、意外にも友達は多い。同じ≪天翼種≫の者達に優しい彼女は、≪天翼種≫きっての神童である事も相まって、交友関係が広いのだ。

ソフィア（呼べば誰かは来るだろうが……せっかくだ、私の目的の為に行動しよう）

ソフィア（そうなると……彼の所に行く必要があるな）

【旧グリーディア天文台】

グリーディアの北地区の外れにある旧グリーディア天文台は打ち捨てられてから久しく、誰も近寄らない廃墟となっている。

……唯一人を除いて。

アストル「ふぅん……アイツ面白そうだな。要確認だ……」

彼の名はクロウ・アストル。旧グリーディア天文台を根城とする情報屋だ。千里を見渡せる双眼鏡であちこちを眺める事が日課で、一日の大半は胡座をかいて双眼鏡を使っている。

ソフィア『おい、アストル！いるか！？』

アストル「……！ソフィアか！」

彼は天文台の屋上から降り立ち、ずいとソフィアに近づく。

ソフィア『相変わらず距離の近い男だな……』

アストル「仕方ないだろ、あのアルター・ソフィアが俺を訪ねて来てるんだぜ？興奮するなって方が無理な話さ」

ソフィア『ふふ……それもそうだな』

アストル「ああ、そうさ！ ≪天翼種≫の中でもアンタ程の才能を持つ奴はいないよ！それこそ他の≪天翼種≫の実力が霞むくらいにな……」

アストル「それで？今日は何の情報が欲しいんだ？」

ソフィア『勿論、下界の情報だ』

アストル「やっぱりか……。流石のアンタでも、下界についての情報は高く付くぜ？」

ソフィア『構わんさ。それだけお前の情報は貴重なのだからな』

アストル「……調査部隊の奴等とは上手くやってるみたいだな？」

ソフィア『下らん皮肉は要らん。情報を出せ』

アストル「ククク……分かってるさ」

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